調理師免許は2年働けば受験資格がある
平均週24時間働いていればOK
細かく言うと週に4日、6時間以上業務に従事していたこと、ですが、アルバイトだと1日8時間の日もあれば3時間の日もあると思います。
でも2年間平均して週に24時間程度働いていれば受験資格があるとみなされます。
今はもう働いていないけど受験資格ある?
はい、大丈夫です。過去に2年以上働いていることを証明できれば受験資格はあります。私は某ファミレスで働いていたアルバイト期間を証明することで、辞めた後に受験資格を得ることができました。しかも辞めてから4年も経ってたのですが大丈夫でした!
どうやって働いていたことを証明するの?
これは働いていた、もしくは現在働いている場所の責任者に「調理業務従事証明書」という書類のサインを書いてもらわなくてはいけません。
私の場合は全国チェーンのファミレスだったのと、退職後だいぶ経ってから証明書をもらいに行ったので店長が違う人になってました。従業員も知ってる人は数人のみ。
それでもすんなり証明してもらうことができたので、過去に2年以上アルバイトしていた人は電話で確認してみましょう。
調理業務従事証明書はどこで入手するの?
各保健所で配布されている願書の中に入っています。
これは郵送でお取り寄せすることも可能です。
受験をする都道府県の保健所によっては、PDFで配布しているところもあります。(願書は直接保健所に行くか郵送のみ)
合算して2年でも大丈夫?
結論から言えば受験資格はあるとみなされます。
しかし受験するには働いていたことを証明する書類を、働いていた場所で書いてもらう必要があります。
ですので以前働いていた全ての場所で証明書のサインをもらうのが困難でなければ可能でしょう。
主にホールで働いていたけど受験できる?
私は8割ホールで働いており、キッチン業務はあまりしていませんでした。
これは働いていたレストランや飲食店の方針によると思います。
「調理業務従事証明書」にサインをしてもらえるかどうかで受験資格の有無が決まります。
私の場合キッチンのテストを合格してホールにいたアルバイトだったので、直接聞いてみるとよいと思います。
独学でマイペースに勉強しても合格できる
本屋にある市販の参考書で一発合格
調理師免許の試験は筆記テストのみになります。マークシート方式です。
本屋で参考書とワークシートを買いました。2冊で合計3千円くらいでした。
ちなみに、私が購入したのは「ひとりで学べる調理師試験」というタイトルでした。
勉強したのは3か月くらい。しかも仕事終わりにちょろっと1時間くらい勉強しただけでした。
試験に出るところだけを重点的に勉強したかったので、ワークシートに入っている過去問題を何通りもやりました。そこで覚えられていなかったことをノートに書きだし、丸暗記するようにしていました。
上記の方法で効率よく、あまり出なそうな場所をすっとばして勉強したので、参考書を丸暗記したわけでもないですし、実際に試験で出た問題が過去問題と似た内容であったため、少ない時間の勉強で合格できたのだと思います。
合格率は60%~65%
私が受験した時の合格率は63%だったと記憶しています。
ここ数年の合格率も調べてみましたが軒並み60~65%の間であることが多いようです。
一度取得すれば一生保有できる国家資格としては難易度は高くないほうだと思います。
試験時間は2時間、6科目から60問出題される
公衆衛生学、食品学、栄養学、食品衛生学、調理理論、食文化概論
以上の6科目から60問出題されます。解答は全てマークシート方式です。
試験時間は2時間なので時間的には余裕がありました。
6科目から60問なので、わからないところがあればまずは飛ばして進みましょう。
全ての設問をやり終えてからわからなかった問題へ戻ると、時間の節約になり合格する確率が高くなります。
必要な最終学歴は中学校卒業以上
高校や専門学校へ進学しなかった人でも独学で取得できる
中学卒業後、すぐに飲食店やレストランで仕事に就き、2年以上働けば18歳になる歳の調理師試験を受験することができます。
そこで合格すれば19歳になる前に調理師免許を取得できるので、学歴が無くても調理師学校へ通わなくても18歳で国家資格を手にすることが可能です。
独学で受験する場合の費用
学校に通って取得する場合の100分の1
- 調理師試験の受験料6000円ちょっと
- 参考書や過去問題集代3000円くらい(古本屋やメルカリならもっと安い)
- 調理師免許交付時の手数料5600円
独学の場合かかる費用は合計約15000円です。
調理師学校に行くと150万~200万円ほどかかると言われてますので、飲食店で2年働いて給与を得ながら独学で試験をパスすれば100分の1以下で済みます!
受験料は都道府県によって違う
おおむね6000円前後
全国の受験料は以下のようになっています。また、都道府県別に受験案内のリンクを貼っています。(2019年7月のものです。)
各都道府県の受験案内・受験料一覧
※滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、和歌山県、徳島県での調理師試験は関西広域連合で実施しているため全て同じリンク先となっています。
北海道・東北
甲信越・北陸
関東
東海
関西
中国
四国
九州・沖縄
居住地と違う都道府県で受験ってできるの?
できます!私は今住んでいるところではなく、実家のある県での受験にしました。
受験したい都道府県の願書を郵送でお取り寄せし、必要事項を記入後受験先である都道府県の保健所に提出します。詳しくは上記リンク先に記載している各都道府県の保健所に問い合わせてみると確実です。
まとめ
調理師免許を取得するメリットはたくさんあります。就職にも有利ですし、自分で飲食系のお店を持つことも可能になります。また、試験勉強をする中で食中毒などへの対処スキルも上がります。
2年バイトしただけで取得できる一生モノの国家資格があるなら、チャレンジしてみませんか。
私の実体験を踏まえて、バイト経験だけで国家資格が取得できるというお話でした。
皆さまのご参考になりましたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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